韓国の記事にハギョンさんの記事が掲載されていましたので皆さんにご紹介します。

<スタッフ翻訳文>
『朝鮮弁護士(原題)』チャ・ハギョン、放送終了の感想「ユ・ジソン本当にかっこよかった」


©51K

MBC金土ドラマ『朝鮮弁護士(原題)』で朝鮮時代の最高権力判尹「ユ・ジソン」を演じた俳優チャ・ハギョンが最後の挨拶を伝えた。

20日、16話でフィナーレの幕を下ろした『朝鮮弁護士(原題)』で「ユ・ジソン」役を引き受けたチャ・ハギョンが公明正大で正義感のある人物の魅力を十分に活かした熱演でドラマへの没入感を高めた。

『朝鮮弁護士(原題)』を通じて初めての長編時代劇に挑戦したチャ・ハギョンは初登場から輝くビジュアルを見せたのはもちろん、節制された動き、明確な発音と発声までキャラクターと完璧なシンクロ率を披露した。人物に似合う低い音域を探して練習し、判尹「ユ・ジソン」の愚直さ、まっすぐさを柔軟に描き出そうと台詞一つ、目つきまで悩み絶えず努力をし続けたのだ。

このようにキャラクターに対するディテールを設定してきたチャ・ハギョンは尖鋭に対立する人物の間で毎瞬間葛藤する「ユ・ジソン」の内面を繊細な感情線で盛り込んだ。

ドラマ序盤、どんな権力も嫌い断固として鋭く公正な判決を下す判尹の一面を見せたかと思えば、中盤以後からは長い間恋慕してきた「イ・ヨンジュ」に「私の力と能力を利用してください。私を盾に命を守り、時間を稼ぎなさい」という切ない告白で見る人たちの心を熱くさせた。また「カン・ハンス」、「イ・ヨンジュ」と正義を正すために梅花事件を暴きながら極度の緊張感を与える一方、朝鮮時代最高の権力家である父親の陰から抜け出し父親を告発することになるまで「ユ・ジソン」の人間的な葛藤も柔軟に描き出した。

このように表は冷たいが、裏は限りなく温かい「ユ・ジソン」役で多彩な熱演を見せてくれたチャ・ハギョンは所属事務所51Kを通じて「良い友達に出会い素敵な先輩たち、先生たちと一緒に演技しながら本当に楽しかった。不正と妥協をせず正義を正す「ユ・ジソン」役を演じられて本当に幸せだった。いつまでも忘れられない作品になるだろう。『朝鮮弁護士(原題)』を最後まで見守ってくださって感謝している、次の作品でまた良い姿をお見せできるようにする」という心から感謝の言葉を伝えた。


■所属事務所51Kが公開したチャ・ハギョンの一問一答

Q.昨年の秋から今年の春まで、長い6ヶ月間を共にしたドラマ『朝鮮弁護士(原題)』を終えた感想は?

とにかく寒かった冬を『朝鮮弁護士(原題)』のおかげで暖かく過ごすことができた。6ヶ月が長いと言えば長く短いといえば短いが、良い友達に出会い、素敵な先輩たち、先生たちと一緒に演技しながら本当に楽しかった。幸せな学生時代を過ごしてきたようで、今も振り返ると楽しかった瞬間がとても多くて、残念で寂しい気持ちが大きい。

Q.長編時代劇ジャンルの演技は初めて。やりたかった時代劇だが、実際に撮りながら難しく感じたり悩んだりする部分も多かったよう。時代劇ジャンルの特性上、一番大変だった点や気を使った部分はありますか?

「時代劇演技はどういうものなのか」気になっていたが、『朝鮮弁護士(原題)』を通じて経験してみると想像した以上に気を使わなければならない部分が多く、またその分多く学ぶことができたようだ。

普段着る服ではなく韓服と上着、笠子帽などを着用して演技をしているため動きに制約が多かったが、演技するにあたってスタイリングが与える力を感じたりもし、撮影現場に早く到着して衣装、メイクを終えた後一人で歩きながらリハーサルをした時間が記憶にたくさん残る。 そして「ユ・ジソン」のキャラクターを演じながら呼吸や発音、動きに注意をし、落ち着いているがある面では鋭い「ジソン」の姿を見せるために呼吸やトーンを工夫する努力をした。それだけキャラクターのまっすぐさを余裕はあるが節制された動きで、そして正確で重みのある台詞トーンで伝えようと努力した。

Q.9話を基点に婚約者「イ・ヨンジュ」に向けた気持ちを表わし、父親である「ウォンサン大監」との葛藤もますます高まり演技的な醍醐味が感じられたようだ。犠牲も辞さない純愛と最高の権力を持つ父親に立ち向かうなど、キャラクターが変貌する姿を演じるためにキャラクター分析に重点を置いた部分はありますか?

「ユ・ジソン」は落ち着いているが鋭く緻密な性格を持った人物だ。動き自体が大きくない人物なので、目つきや呼吸でその隙間を表現しようと努力した。特に父親と対面する神々は一国の法道を行う「判尹」としての姿と父親の息子である人間「ユ・ジソン」としての姿を全て盛り込むためにさらに悩んだ。そのように「ユ・ジソン」だけの感情表現方法で、一瞬にして爆発する怒りよりは最大限感情を節制して抑えた怒りを見せたくて努力をたくさんした。

Q.ついに「ユ・ジソン」が民のための道を選び、新しい法典を展開し、極悪非道な行為を日常的に行っていた父親「ウォンサン大監」もまた罪の償いを受けるようにした。チャ・ハギョン俳優にとって『朝鮮弁護士(原題)』の結末はどう考えましたか?

結末になってようやく、すべてが元の場所に戻った感じだった。「ユ・ジソン」という人物がついに自身の道を歩いていけるだろうと思い、彼が進む未来が期待された。ただ最後まで大人らしく頑張って明るい姿を見せる「ジソン」が気の毒でもあったが、大丈夫だと慰めてあげたい気持ちも大きかった。

Q.放送中に公開されたスチールとメイキングでも和やかだった現場の雰囲気がそのまま感じられた。ウ・ドファン、キム・ジヨン、親子役で共にしたチョン・ホジン俳優まで対決するキャラクター間のコンビがとても印象深かったが、各俳優との共演はどうでしたか? 一緒に撮影しながら、ありがたかったことはなんですか?

『朝鮮弁護士(原題)』の最初の撮影が父親「ユ・ジェセ」と「ジソン」が一緒に歩くシーンだった。あまりにも大先輩で最初は緊張をたくさんしたが、ただ歩くだけでも彼らの間のテンションや親子間の色々な感情が感じられるようにシーンを完成させた。先生の力がすごいと感じ、もし僕に足りない部分があったら、先生が僕を正してくれるだろうという信頼が自然にできた。最終話、父親と対話を交わすシーンを撮る時も個人的には惜しい気持ちが少しあったが、先生が良かったと言ってくださってとてもありがたかった。それだけチョン・ホジン先生にたくさん教わりながら頼り、父親と息子として演技できて良かった。この場を借りて心から感謝していると言いたい。

ウ・ドファン、キム・ジヨン俳優とは同じ年代なので、撮影しながら本当にとても親しくなった。難しいシーンでは誰とはなしに正直に話し、思う存分議論することができてアドバイスをたくさん受けられて良かった。一緒に撮影現場にいるだけでもとても心強いし、力になる友達だった。心からありがたかった。

Q.自分が持っている権力を使うより正義を正すこと、法に対する責任感を重視する判尹「ユ・ジソン」こそ真の「大人」だったという気がする。「ユ・ジソン」にチャ・ハギョンが送る別れの挨拶、長い時間一緒に過ごした「ユ・ジソン」に一言伝えるとしたら?

公明正大で愚直に自分の道を行く「ユ・ジソン」が本当に素敵だった。また学ぶ点も多かった。多くの事件と障害物、そして心の葛藤があったはずなのに、最後まで動揺せずにあれほど夢見ていた世の中に行くために最後まで約束を守ってくれてありがとう。お疲れ様。

Q.これから新しく挑戦してみたいジャンルや役はありますか?

今の年齢で繰り広げられる生活演技をお見せする機会があればと思う。時代劇に挑戦したようにロマンティックコメディーやファンタジーSFなど、これまでやったことのないジャンルに挑戦してみたい。

Q.次回作にドラマ『無人島のディーバ(仮)』を決定した。視聴者に伝える期待、お願いの言葉は?

初めて『無人島のディーバ(仮)』台本を受け取って読んだ時、毎シーン、1カット1カットが繊細で温かかった。話が面白くてすぐに没入して早く読めた。ぜひ挑戦してみたかったキャラクターなので楽しく撮影している。パク・ウンビン、チェ・ジョンヒョプ俳優とのコンビも注目してほしい。ファンの皆さんの期待と関心に応えられる演技で恩返ししたい。

Q.最後に『朝鮮弁護士(原題)』を最後まで見守り、愛してくださった視聴者に一言お願いします。

『朝鮮弁護士(原題)』を愛して応援してくださった視聴者の皆様に心より感謝します。不正と妥協をせず正義を正す「ユ・ジソン」役を演じられて本当に幸せだった。いつまでも忘れられない作品になるだろう。僕にとってそうであるように、皆さんにも温かい作品として残ることができれば、この上ないと思う。次の作品でまた良い姿をお見せできるようにいつも努力する俳優になる。

>>こちらから記事と写真がご覧いただけます。